シンク下は仕切りがないので収納の仕方に困りますよね。でも、高さも奥行きもあるので有効に活用できるスペースなのです。
食器や食料を洗ったりする所なので、シンク下には水に関係するものを収納します。冷暗所としてしょうゆ・みりんなどの調味料や米の保管場所にシンク下を利用している場合が多いのではないのでしょうか。

排水管が通っているので湿気があり、カビが発生しやすいので、食品を収納するのは避けた方がいいですね。
でも、米はシンク下にしか収納する場所がない場合は密封容器に入れて保存しましょう。道具をしまう時は水気を拭き取ってからにします。
詰め込み過ぎると取り出しにくいので、全体の8割までを目安に収納した方がいいでしょう。
シンク下にあると便利な道具

両手鍋・片手鍋・ボウル・ざる・バット・包丁・まな板・洗剤類・スポンジ・たわし
注意:小さいお子さんがいる家庭では包丁は別の場所で保管した方がいいですよ。
シンク下には避けたいもの
乾燥したもの・調味料・米などの食品・電化製品
収納のポイント
- 下準備をしましょう。シンク下用シートを敷いておくと、汚れた時の掃除が簡単になります。
- シンク下ラックを利用する場合には、排水パイプを避けてセットするものや、高さや幅を調整できるものがあります。置きたいスペースのサイズを測ってから購入した方がいいですね。
- 置く場所を決めましょう。たまにしか使わないものは奥の方に、よく使うものは手前に置きます。2段のラックを利用する場合は、上段には軽いもの、下段には重いものを置くといいでしょう。よく使う鍋などは重ねないで置いておくと取り出しやすいです。洗剤やスポンジなど小さいものは動かしやすいようにケースに入れておくと便利です。
コーナー部分
L字型キッチンでは、ものを次々収納すると、奥のものが取り出しにくくなりがちです。
そんなコーナー部分には、初めから回転式収納が付いている場合もありますが、そうでなければ回転式のラックをいれるといいでしょう。
360度の円形や180度の半円形の棚を扉に設置すると、棚を回しただけで中のものが手前にくるのでごそごそ物色する手間もありません。
まな板
まな板はかごやファイルボックスに立てて収納するとすぐに取り出せて効率的です。しかし適当なスペースがない場合、シンク下の壁に収納する裏技もあります。
タオルハンガー2本を横に平行に取り付けて、ここにまな板をはさむようにすると、すっきり収納できます。
扉裏の活用
扉裏のデットスペースはぜひとも活かしたいものです。ポケットラックを取り付けるとこまごました物をスッキリ収納できます。
また、フックを付けて、平らなかごを吊り下げておくのもいいですよ。
スーパーのポリ袋
シンク下の扉裏には洗濯ネットを取り付け、スーパーやコンビニの袋を収納するのもおすすめです。
ネットを2つ取り付けておけば、袋の大小を分けることもできます。
鍋のふた
鍋ぶたラックを利用すると便利です。
市販のものは、扉に直接取り付けるタイプや吊り下げタイプがあります。また、ふたのサイズが大小ある場合は、針金ハンガーをいくつか組み合わせて、鍋ぶたラックを手作りしてもいいですね。
らくらく掃除術

シンク下の湿気が気になる場合は、時々扉を開けたままにして、中を乾燥させるとカビが発生しにくくなります。除
湿剤を置くと効果的です。そして、1ヶ月に1度は中の物を取り出して掃除をしましょう。掃除機でホコリやゴミを吸い取ります。
ノズルを使って隅の方もきれいにします。洗剤をつけた雑巾をシンク下の内部や排水パイプ、扉の内側と外側、取っ手をよく拭きます。
拭き掃除が終わったら扉を開けたままよく乾かしましょう。アルコール除菌剤をしておくのもいいですよ。