世界遺産 名称当てクイズ(日本15問+世界15問|長文版・ヒント付き)

世界遺産
出題形式テキスト問題/段階ヒント/折りたたみ解答/自己採点
対象日本の世界遺産・世界の有名遺産
遊び方:問題を読んで名称を想像 → ヒント1→2→3で徐々に絞り込み。 答えを開いたら「正解」「不正解」を押して自己採点できます。全30問の正答・正答率は下の集計に反映されます。
総問題数 30 解答済 0 正答数 0 正答率 0%

収録遺産の例:法隆寺、姫路城、白神山地、屋久島、日光、京都、奈良、白川郷、原爆ドーム、沖縄のグスク、紀伊山地、知床、石見銀山、小笠原、平泉、富士山、富岡製糸場、明治日本の産業革命遺産、ル・コルビュジエの作品(国立西洋美術館)など/マチュ・ピチュ、ギザのピラミッド、アンコール、コロッセオ、万里の長城、タージ・マハル、パリ・セーヌ河岸(ノートルダム)、ストーンヘンジ、カッパドキア、グランドキャニオン、チチェン・イッツァ、ウルル=カタ・ジュタ、リオ:カリオカの景観群、アテネのアクロポリス、ペトラ ほか。

日本の世界遺産|名称当て(15問)

Q1. 奈良盆地北西部。飛鳥~奈良時代の信仰と技術を今に伝える、世界最古級の木造建築群を擁する寺院は?

  • ヒント1:塔・金堂・回廊が矩形に配される独特の伽藍配置。
  • ヒント2:聖徳太子ゆかり。釈迦三尊像や玉虫厨子で有名。
  • ヒント3:正式名称は「〇〇寺地域の仏教建造物」。
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法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)

解説:飛鳥時代の建築意匠と木組技術が現存レベルで伝わる稀有な遺産。回廊で囲まれた金堂と五重塔は左右非対称の配置で、当時の理念と工匠の自由度を示す。

Q2. 白漆喰の大天守と連立式小天守、迷路のような城郭動線で知られる、別名「白鷺城」。この城郭は?

  • ヒント1:近世城郭の完成形と評価。
  • ヒント2:兵庫県。戦災や震災を乗り越え現存。
  • ヒント3:〇〇城。
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姫路城(兵庫県)

解説:高度な防御設計と美観が両立。漆喰の白と入母屋・唐破風の曲線が織りなす景観は日本城郭の美の象徴。

Q3. 青森・秋田にまたがる広大なブナの原生林。1993年に日本で初めて自然遺産に登録された地域の一つは?

  • ヒント1:秋田側の「岳岱」などで巨樹が見られる。
  • ヒント2:世界的に希少な冷温帯落葉広葉樹の原生林。
  • ヒント3:〇〇山地。
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白神山地(青森・秋田)

解説:人為の影響が少ない原生ブナ林帯が広がる。保水機能や生物多様性の観点からも評価が高い。

Q4. 「一月に35日雨が降る」とも表現される多雨の島。樹齢千年級のスギをはじめ、垂直分布する生態系が評価された自然遺産は?

  • ヒント1:花崗岩の巨岩山塊・花之江河の高層湿原。
  • ヒント2:九州南端の外洋に浮かぶ。
  • ヒント3:〇〇島。
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屋久島(鹿児島県)

解説:標高差による気候帯の多様性が顕著。ヤクシマスギなど固有の生態系と景観美が評価された。

Q5. 平安遷都から千年以上。清水寺・二条城・上賀茂神社など、時代を超えた建築と庭園・信仰の総体として登録された系列遺産は?

  • ヒント1:東山・洛中・洛北…エリアは広範。
  • ヒント2:日本庭園史や仏教美術の集約地。
  • ヒント3:古都〇〇の文化財。
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古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)

解説:各時代の宗教・政治・美意識が重層的に蓄積。社寺と庭園、都市計画が一体で文化的景観を形成する。

Q6. 東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺などを含み、奈良時代の都城文化を物語る系列遺産は?

  • ヒント1:若草山・春日山原始林の自然も要素。
  • ヒント2:大仏・校倉造・藤原氏の氏神。
  • ヒント3:古都〇〇の文化財。
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古都奈良の文化財

解説:宗教・政治・都市設計の原型を伝える。唐文化受容と日本的展開の接点として重要。

Q7. 彩色彫刻が豪壮華麗。徳川家康を祀る社殿群と修験道の山岳信仰の伝統が重なる、関東内陸の宗教都市は?

  • ヒント1:三猿・眠り猫。
  • ヒント2:輪王寺・二荒山神社も構成。
  • ヒント3:〇〇の社寺(栃木県)。
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日光の社寺

解説:近世権力と山岳信仰の融合。社寺建築・装飾・景観の統一性が高評価。

Q8. 豪雪地帯に根ざす合掌造り集落。民俗・生業・景観が一体となった文化的景観として評価された2地域+1村の総称は?

  • ヒント1:岐阜県と富山県にまたがる。
  • ヒント2:切妻の大屋根と結。
  • ヒント3:〇〇・〇〇と〇〇山の合掌造り集落。
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白川郷・五箇山の合掌造り集落

解説:養蚕・紙漉きなど山村の生活文化と景観管理が評価。屋根葺き替えなど共同作業の伝承も見どころ。

Q9. 20世紀の惨禍を象徴する記念碑として、破壊の痕跡をあえて保存した近代建築の遺構。世界平和を希求するメッセージの核となる遺産は?

  • ヒント1:川辺に立つドーム状鉄骨。
  • ヒント2:戦後は平和記念公園の一角。
  • ヒント3:〇〇(広島平和記念碑)。
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原爆ドーム(広島平和記念碑)

解説:負の遺産として未来へ記憶を橋渡しする意義が認められた。記憶の継承というユネスコの理念に合致。

Q10. 石積み城郭と御嶽信仰の場、交易で栄えた独自王国の歴史を物語る遺跡群。沖縄の世界遺産といえば?

  • ヒント1:斎場御嶽も構成資産。
  • ヒント2:〇〇城跡、今帰仁城跡など。
  • ヒント3:琉球王国の〇〇及び関連遺産群。
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琉球王国のグスク及び関連遺産群

解説:東アジア海域交流の節点としての文化融合を示す。石灰岩台地の地形と城郭が一体の景観を構成。

Q11. 熊野・吉野・高野の三霊場と参詣道。山岳信仰・神仏習合・修験道の伝統が息づく、紀伊半島の広域宗教景観は?

  • ヒント1:中辺路・大辺路・小辺路などの道。
  • ヒント2:那智の滝や塔中群。
  • ヒント3:〇〇山地の霊場と参詣道。
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紀伊山地の霊場と参詣道

解説:自然と宗教の共生がテーマ。巡礼文化の継続性と地域社会の参与が評価された。

Q12. オホーツク海と火山活動が育む沿岸生態系。海氷がもたらす栄養塩で大型海洋哺乳類も回遊する、北海道の自然遺産は?

  • ヒント1:流氷とヒグマの共存地。
  • ヒント2:断崖や滝、原生林。
  • ヒント3:〇〇(道東)。
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知床

解説:海と陸の生態系が密接に連関することを示す好例。生物多様性と景観の顕著な普遍的価値が認定。

Q13. 鉱山跡・積出港・街並み・信仰が一体で残る、江戸期に世界経済を動かした銀の一大産地。山陰の世界遺産は?

  • ヒント1:龍源寺間歩など坑道群。
  • ヒント2:温泉津の港町景観。
  • ヒント3:〇〇銀山とその文化的景観。
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石見銀山遺跡とその文化的景観

解説:採掘・精錬・流通・信仰の全体像が良好に残る。資源と環境のバランスに配慮した運営も特徴。

Q14. 亜熱帯の海に浮かぶ火山列島。大陸と一度も地続きにならない「海洋島」で独自進化した生物相が顕著な自然遺産は?

  • ヒント1:ボニン・アイランズとも呼ばれる。
  • ヒント2:父島・母島など有人島が中心。
  • ヒント3:〇〇諸島。
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小笠原諸島

解説:固有の陸産貝類や植物群落が豊富。隔離による進化のモデルとして学術的価値が高い。

Q15. 火山そのものは自然でありながら、信仰・絵画・文学に巨大な影響を与えたことで文化遺産として登録。日本を象徴する山は?

  • ヒント1:浅間大神への信仰・修行の場。
  • ヒント2:北斎・広重が描いた。
  • ヒント3:〇〇 ― 信仰の対象と芸術の源泉。
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富士山 ― 信仰の対象と芸術の源泉

解説:自然そのものではなく、信仰・芸術・登拝文化という人間活動との結びつきで評価された点が重要。

世界の有名遺産|名称当て(15問)

Q16. アンデスの雲上、尾根の鞍部に築かれたインカの石造都市。段々畑と神殿群が雲海に浮かぶ光景で知られる遺跡は?

  • ヒント1:標高は約2,400m。
  • ヒント2:ペルー・クスコ県。
  • ヒント3:〇〇・〇〇〇。
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マチュ・ピチュ(ペルー)

解説:精緻な切石と天体観測の痕跡が残る。急峻な地形利用と水利の知恵が際立つ。

Q17. 大ピラミッド、カフラー、メンカウラー。スフィンクスが砂漠を見守る、古王国期の巨大王墓群はどこ?

  • ヒント1:ナイル川西岸。
  • ヒント2:カイロ近郊。
  • ヒント3:〇〇のピラミッド群。
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ギザのピラミッド群(エジプト)

解説:精密な方位・角度で構築。墳墓建築と王権観念の結晶。

Q18. クメール帝国の都城跡。巨大な周壁と濠に囲まれ、神々の彫刻が密林に沈む石造寺院群は?

  • ヒント1:アンコール・トム/アンコール・ワット。
  • ヒント2:西バライ等の水利施設。
  • ヒント3:〇〇ール遺跡群(カンボジア)。
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アンコール遺跡群(カンボジア)

解説:都市と水利の統合計画が顕著。ヒンドゥー/仏教の重層的信仰が彫像やレリーフに刻まれる。

Q19. 古代ローマの円形闘技場。帝都の娯楽と権威の象徴として建設され、今は都市遺跡群の中心的存在となる記念建造物は?

  • ヒント1:イタリア・ローマ。
  • ヒント2:正式名はフラウィウス円形闘技場。
  • ヒント3:通称 〇〇〇〇〇〇。
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コロッセオ(イタリア)

解説:楕円断面の座席配置と動線設計が巧み。都市景観の核として保存・修復が継続。

Q20. 侵攻防御のために築かれ、山脈の稜線に延々と続く城壁群。東アジアの古代~近世をまたぐ巨大土木遺産は?

  • ヒント1:明代のレンガ造が著名。
  • ヒント2:北京北方に保存区。
  • ヒント3:万里の〇〇〇。
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万里の長城(中国)

解説:各時代の築造技術が積層。自然地形と人工の連携が壮大な景観を生む。

Q21. ムガル帝国の皇帝が王妃を偲んで築いた白大理石廟。左右対称の庭園と霊廟が完璧な軸線上に並ぶインドの傑作は?

  • ヒント1:都市はアーグラ。
  • ヒント2:四本のミナレット。
  • ヒント3:〇〇・〇〇〇〇。
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タージ・マハル(インド)

解説:チャールバーグ(四分庭園)の象徴。光で表情が変わる大理石の質感が魅力。

Q22. 中世から19世紀の都市計画が重なる河川景観。ノートルダム大聖堂やサント・シャペル、歴史的橋梁群を含む都市景観の名称は?

  • ヒント1:フランス首都。
  • ヒント2:「〇〇の河岸」。
  • ヒント3:大聖堂はゴシック建築の代表。
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パリのセーヌ河岸(フランス)

解説:都市史・宗教建築・公共空間の連続性が評価。火災からの修復も世界的関心事。

Q23. 巨石を環状に立てた先史時代の祭祀遺跡。天体との関連も示唆され、草原に孤高のシルエットを描くイングランドの遺跡は?

  • ヒント1:サーセン石・ブルーストーン。
  • ヒント2:夏至の朝日との整列。
  • ヒント3:〇〇〇〇〇ヘンジ。
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ストーンヘンジ(および関連遺跡)(イギリス)

解説:建設技術・運搬経路・用途は今も研究途上。考古学的魅力が尽きない。

Q24. 火山灰が作る奇岩地帯と、岩をくり抜いた住居・教会群。地中都市も残るアナトリアの文化的景観は?

  • ヒント1:ギョレメ国立公園。
  • ヒント2:トルコ中部。
  • ヒント3:〇〇〇ドキア。
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ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟遺跡(トルコ)

解説:自然地形と人間の適応が生んだ住空間。壁画を有する岩窟教会群が特に有名。

Q25. 約450kmの大峡谷。地層の重なりが地球史を“書物”のように見せるアメリカ南西部の自然遺産は?

  • ヒント1:コロラド川。
  • ヒント2:ノースリム/サウスリム。
  • ヒント3:〇〇〇〇〇・キャニオン。
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グランド・キャニオン国立公園(アメリカ合衆国)

解説:侵食地形と地史の教科書。眺望と環境保全のバランスが課題。

Q26. “エル・カスティージョ”のピラミッドで知られるマヤの都市遺跡。春分・秋分に階段に現れる「光の蛇」現象でも有名な遺跡は?

  • ヒント1:ユカタン半島。
  • ヒント2:天文観測施設「カラコル」。
  • ヒント3:〇〇〇〇・イッツァ。
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チチェン・イッツァ(メキシコ)

解説:トルテカ様式との融合が見られる後古典期の大都市。宗教・科学・権力の結節点。

Q27. 先住民アナングの聖地。巨大な一枚岩とドーム状岩石群が砂漠に聳えるオーストラリアの複合遺産は?

  • ヒント1:旧称エアーズロック。
  • ヒント2:文化・自然の複合遺産。
  • ヒント3:〇〇〇=カタ・ジュタ国立公園。
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ウルル=カタ・ジュタ国立公園(オーストラリア)

解説:創世神話トゥクルパの舞台。景観・生態・文化物語が不可分に結びつく。

Q28. 山と海と都市が織りなす劇的景観。コルコバードの丘のキリスト像やボタニカルガーデンを含む都市景観の正式名称は?

  • ヒント1:ブラジル・南大西洋岸。
  • ヒント2:湾に面した円弧の海岸線。
  • ヒント3:リオデジャネイロ:〇〇〇〇の景観群。
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リオデジャネイロ:カリオカの景観群(ブラジル)

解説:自然地形を活かした都市と余暇空間の配置が特徴。近代都市景観の新たな価値観を提示。

Q29. 古代ギリシアの宗教・政治・美術の中心。パルテノン神殿をはじめとする建築群が聳えるアテネの丘陵遺跡は?

  • ヒント1:女神アテナ信仰。
  • ヒント2:ドーリス式とイオニア式。
  • ヒント3:アテネの〇〇〇〇〇〇。
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アテネのアクロポリス(ギリシャ)

解説:古典主義美学の源流。比例・秩序・市民文化の象徴としての建築群。

Q30. 断崖の狭い渓谷シークを抜けると現れる、岩壁を削って築いた古代都市。ばら色の都とも呼ばれる中東の遺跡は?

  • ヒント1:交易都市・ナバテア人。
  • ヒント2:エル・ハズネ(宝物殿)。
  • ヒント3:〇〇ラ遺跡(ヨルダン)。
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ペトラ遺跡(ヨルダン)

解説:地形と石材を最大限に活かした岩窟都市。水利施設と都市計画が高度。

学びを深める視点(読み物)

同じ「世界遺産」でも、文化遺産/自然遺産/複合遺産の三種があり、登録の論点が異なります。 文化遺産は建築・都市・景観・信仰・産業・記憶など人間活動の痕跡、自然遺産は地形・生態・進化・景観、複合遺産は双方の価値が密接に絡み合うタイプです。 また、系列で複数資産を束ねる「シリアル・ノミネーション」や、国境を越える「トランスバウンダリー」案件もあります(例:ル・コルビュジエの建築作品)。 クイズではヒントを段階解放して“前提の幅”を残しながら推理するのがコツ。答え合わせの後は、なぜその地が評価されたのか、顕著な普遍的価値(OUV)の観点で一言メモを付けると学習効果がグッと上がります。

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