正しい糖質制限クイズ(全50問)

Q糖質制限の“基本の目的”は?
A
総エネルギー摂取と食後血糖の“過大な波”を抑え、食欲の暴走を減らすこと。糖質は量だけでなく質(GI/GL)と食べ方(順番・咀嚼)も重要です※[3][10][18]
Q“主食ゼロ”にすれば必ず痩せる?
A
いいえ。痩身は最終的に総エネルギー収支で決まります。主食ゼロでも脂質や間食が増えれば失敗。主食半量+高繊維置換+P確保が現実的です※[0][10][18]
QGIとGL、実務で役立つのはどっち?
A
量の影響を加味するGL(= GI × 摂取炭水化物量)が有用。低GIでも大量ならGLは高くなります。適量と食べ順で波を小さく※[3][10]
Q糖質を減らしても“太る”主因は何?
A
脂質の過剰(1g=9kcal)と総量過多、飲料由来の糖、ドレッシングなどの“見えないカロリー”。Pと食物繊維で満足度を上げつつ、油とソースを見える化※[0][7][10]
Q朝の主食は完全カットすべき?
A
個人差あり。まずは少量+高繊維(玄米/オートミール)とP(卵・ヨーグルト)を組み合わせ、血糖の波と満腹持続で評価するのが現実解※[7][10][18]
Q“糖質ゼロ”表示の飲料は無制限でOK?
A
NG。表示基準上の丸めや人工甘味料で甘味への閾値が下がることも。水や無糖飲料を基本に、量と回数を管理※[5][10]
Q主食を抜くより“半量+P追加”が良い理由は?
A
GLを抑えつつ満腹持続を確保でき、反動の過食を防げるため。精神的にも継続しやすい“足すダイエット”※[10][18]
Q糖質制限中の間食、ベターな選択は?
A
無糖ギリシャヨーグルト・ゆで卵・ナッツ小袋などP/脂質/繊維のバランスで満足度を上げる。1回100〜200kcal目安※[7][10]
Q夕食の主食は何時までに?
A
就寝2〜3時間前までが目安。夜遅い糖質はインスリン感受性が下がりやすく、睡眠の質にも影響※[6][10]
Q“ベジファースト”の順番は?
A
食物繊維 → たんぱく質/脂質 → 炭水化物。胃内滞留が延び、吸収が緩やかに。咀嚼を増やすと更に◎※[3][7][10]
Qオートミールは本当に太りにくい?
A
高繊維・低〜中GIでGLを抑えやすい主食。量と具(砂糖・油)に注意しつつ、Pを合わせると満足度UP※[7][10]
Q外食の“粉物”はどう食べる?
A
シェアで量調整、野菜/たんぱく質を先に、ソースは少量、飲料は無糖。GLと脂の同時過多を避ける※[10][18]
Q低糖質パン/麺で確認すべき表示は?
A
1食当たり糖質・食物繊維・たんぱく質。代替甘味料や脂質の増量にも注意し、総量で評価※[7][10][16]
Q“果物=全部NG”は正しい?
A
極端です。量(1〜2単位)とタイミング(日中〜運動前後/食後少量)を調整すれば実用的。ジュースは満腹度が低く不利※[10]
Q間食の“理想カロリー”は?(1回)
A
100〜200kcalが目安。Pと繊維を含む選択で食後血糖の波を抑え、次の食事で暴走しにくく※[7][10]
Q糖質制限で不足しやすい栄養素は?
A
食物繊維・ビタミン・ミネラル(特にカリウム・マグネシウム)と食物繊維。野菜・海藻・豆・きのこを毎食で補う※[7][10]
Qタンパク質は体重×どれくらい?
A
目安は体重×1.0〜1.5g/日。運動量が多い日は上限寄りに。脂の多い部位は総カロリーが跳ねやすい※[8][16]
Q糖質制限の失敗で多い“落とし穴”は?
A
主食減→脂質と総量が増える、飲み物の糖、睡眠不足で食欲ホルモンが乱れる、NEAT低下で消費が落ちる等※[0][5][6][9]
Q“夜のみ糖質制限”はアリ?
A
アリ。夜はインスリン感受性が低め。夕食の主食量を控えめにしてPと野菜を厚くする設計は多くの人で続けやすい※[6][10]
Q食後高血糖を抑える“動き”は?
A
食後10〜15分の軽歩行や家事で血糖ピークを下げやすい。座りっぱなし回避=NEATの底上げにも※[9][10]
Q“ベジファースト+汁物先行”が効く理由は?
A
胃内滞留と咀嚼増で吸収が緩やかになり、満腹中枢が働きやすい。カロリー密度も下げられる※[7][10]
Qうどん・そば・パスタ、選ぶなら?
A
そば(汁控えめ)温玉/鶏ささみ/海藻追加がベター。パスタは具と量で大きく変動※[10]
Q“甘い飲み物”が太りやすいのはなぜ?
A
吸収が早く満腹感が低いため過剰摂取に繋がる。固形食+繊維のほうが血糖の波を抑えやすい※[10]
Q“糖質制限=野菜食べ放題”で注意点は?
A
芋類・根菜・ドレッシングの糖と油。葉物・海藻・きのこ・豆を軸に、調味は計量※[7][10]
Qコンビニで“高P・低GL”三種の神器は?
A
サラダチキン/ゆで卵/無糖ギリシャヨーグルト。おにぎりは半量+味噌汁でGL調整※[7][10][16]
Q“超厳格ローカーボ”は誰にでも最適?
A
いいえ。体質・嗜好・活動量で適正は異なる。継続可能性と体調を優先し、段階的に最適解を探る※[8][10]
Q低糖質スイーツは“無罪”か?
A
脂質や人工甘味料で総量や嗜好性が上がる場合あり。頻度と量を管理、食後少量に※[0][10]
Q炭水化物の“分割摂取”の利点は?
A
一度に大量より血糖の波が小さいため眠気・過食を抑えやすい。運動前後に配分も有効※[10][18]
Q“油は太るから避ける”は正しい?
A
量と種類次第。オメガ3などは少量なら有益。問題は“見えない油”の積み上げ。スプレー/蒸す/焼くで管理※[0][10]
Q糖質制限中でも運動前は糖質を摂るべき?
A
強度と持続時間による。軽〜中強度なら低GLの少量でOK。高強度はパフォ重視で調整※[10][11]
Q“夜だけ糖質ゼロ”で便秘や眠気が出たら?
A
食物繊維と水分が不足かも。海藻・きのこ・豆+味噌汁で改善を。就寝前の大食も避ける※[5][7]
Q体重が停滞。まず見る指標は?
A
週平均の体重・食事記録・歩数。単日の増減は水分や塩分でブレる。NEATも点検※[9][10]
Q“糖質制限=たんぱく質は無限大”は正しい?
A
過剰は不要。体重×1.0〜1.5gを目安に、脂の少ない部位を選び総量で最適化※[8][16]
Q“無糖=ゼロカロリー”と考えていい?
A
製品により異なる。栄養成分表示で実数を確認。“ゼロ”でも摂り過ぎれば影響しうる※[10]
Q“糖質オフの酒”は無制限でOK?
A
NG。アルコール自体の代謝優先で脂肪酸酸化が抑制。量・割り方・つまみを管理※[10]
Q睡眠不足が糖質制限に不利な理由は?
A
食欲ホルモンの乱れ(レプチン↓・グレリン↑)で甘味嗜好が上がりやすい。就寝起床の一貫性を※[6]
Q“水だけ”でも役立つことはある?
A
食前の水や温かい飲み物は摂取量の自然減と満足感に寄与。活動時は脱水予防も重要※[5]
Q“カロリーは同じでも太り方が違う”理由は?
A
消化吸収速度・ホルモン応答・満腹度の差。精製度・繊維・Pで“波”が変わる※[7][10]
Q“グラノーラ=ヘルシー”で気をつける点は?
A
糖と脂が高い製品が多い。プレーン+無糖ヨーグルト+果物少量で自作風に※[10]
Q“低糖質=野菜ジュース大量OK”は正しい?
A
NG。ジュースは咀嚼ゼロで満腹度が低い。噛める野菜で食物繊維を摂る方が良い※[7][10]
Q糖質制限の“出口”は何を指す?
A
体重より習慣の定着。量と質の選択が自動化し、週単位で安定している状態※[10]
Q“完全糖質カット→筋量低下”を避けるには?
A
Pの十分摂取+レジスタンストレ。有酸素だけでは筋維持が難しい※[8][16]
Q低糖質+高脂質にするときの注意は?
A
脂質は高密度なので計量必須。仕上げ油は“点”で香り付け、見えない油に注意※[0]
Q糖質制限×外食で“最適解”に近い定番は?
A
和定食(焼き魚/冷奴/味噌汁/野菜/ご飯小盛)、またはサラダ+肉/魚+スープ。調整が容易※[10]
Q“手ばかり法”で主食の目安は?
A
自分の握り拳1個分程度。丼/大盛りは拳2個分相当でGLが跳ねやすい※[10][18]
Q“糖質ゼロ麺”は毎日でもOK?
A
置換には便利だがPやミネラルが不足しやすい。具で栄養を補い、嗜好の偏りに注意※[16][10]
Q“週末だけ増える”を最小化するコツは?
A
週末も朝食固定、外食はシェア+主食半分、翌朝は水分+高P低脂肪でリセット。活動量もキープ※[5][9][10]
Q“糖質制限=果糖はOK”は正しい?
A
量による。果糖は血糖を急上げしにくいが、過量でエネルギー過多に。果物は量とタイミングを設計※[10]
Q“糖質制限×筋トレ”で優先すべき要素は?
A
P摂取(タイミング含む)・睡眠・NEAT。有酸素だけにならないよう、週2〜3回のレジスタンスを※[6][8][9][16]
Q糖質制限の“成功の定義”は?
A
数字ではなく「戻らない習慣」。選択が自動化し、体重・体調・行動が週単位で安定している状態です※[8][10]

※このクイズは、2025年10月17日現在の情報です。

参考文献(国内公的機関中心)

  1. [0] 厚生労働省 e-ヘルスネット: エネルギー代謝の評価法 / 健康長寿ネット: エネルギー消費量の測定方法
  2. [2] 厚生労働省 e-ヘルスネット: 身体活動とエネルギー代謝 / まとめ: エネルギー代謝の仕組み
  3. [3] 厚労省(PDF): 炭水化物:GIの定義と説明 / e-ヘルスネット: 血糖値(基礎解説)
  4. [5] 厚生労働省: 健康のため水を飲もう講座(PDF) / e-ヘルスネット: 運動時のけが・事故の予防と対策(補足)
  5. [6] e-ヘルスネット: 睡眠習慣と生活習慣病(レプチン/グレリン)
  6. [7] e-ヘルスネット: 食物繊維の必要性と健康 / 用語: 食物繊維(用語)
  7. [8] 厚生労働省: 日本人の食事摂取基準(2025年版) / 総合: 「食事摂取基準」トップ / 概要PDF: 2025年版の策定ポイント
  8. [9] 健康長寿ネット: エネルギー消費量の測定方法
  9. [10] e-ヘルスネット: 食事バランスガイド(基本編) / 農林水産省(PDF): 食事バランスガイド資料
  10. [11] 健康長寿ネット: 運動強度とエネルギー消費量
  11. [12] 福島県: 冬もしっかり水分補給
  12. [15] 厚生労働省: 日本人の食事摂取基準(総覧)
  13. [16] e-ヘルスネット: たんぱく質(基礎解説)
  14. [18] e-ヘルスネット: 食事バランスガイド(基本編)

※このクイズは、2025年10月17日現在の情報です。

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